ホストファミリースリランカでは、一年間ホストファミリーのもとでお世話になった。お父さん、弁護士、カトリック。子ども達はダディ(英語)と呼んでいた。 お母さん、主婦、仏教徒。子ども達はアンマ(シンハリ語)と呼んでいた。 長男、私より1歳年上、カトリック。 長女、私より1歳年下、カトリック。 違う宗教を超えて結婚するのは、珍しいようだった。 しかも、同じ法学部に在籍中に知り合い恋愛結婚をしたとかで、これも珍しい。 スリランカでの結婚はだいたいは星占い、持参金、身分などが決め手となるので。 スリランカのような、発展途上国で、外人をボランティアで受け入れてくれるような家庭は、かなりのお金持ちだ。 ホストペアレンツは、私を本当の子どもと同じように扱ってくれた。 実の娘に洋服を買う時は、私にも買ってくれた。 美容院のカット代まで出してくれた。 ただ、あの国は女性に対して厳しく、良家のお嬢様は一人歩きなんてしないので、実の娘同様私も深窓のお嬢様の扱いを受けた。これって軟禁状態? 一度、街でヨーグルトを買ってこっそり食べて家へ戻って来たら、お母さんが誰かから知らされていてひどく怒られた。 『欲しいものがあるのなら買ってあげるから言いなさい。外で買い食いするなんてうちが何も食べさせていないようじゃないの!』 学校以外の外出はおじいさんサーバントの運転する車で。 小さな買物は少年サーバントに頼んでいた。 他に料理と掃除担当の女性サーバント、週に1回か2回通う洗濯専門のサーバントもいた。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|